ハンドル交換でバイクが変わる!ハンドル交換の方法や注意点について解説
ハンドル交換に悩む人類の皆様こんにちは。 ハンドル神の寺尾です。本日はハンドル交換の具体的な作業手順を中心にご説明させて頂きます。 え?ハンドル関係の記事が多いって?それだけ需要も多いってことですね~ バイクのハンドル交換で何が変わるのか 乗りやすさが変わる 購入したバイクに純正で取り付けられているハンドルというのは、なんとなく誰にでも乗りやすい寸法を考慮して取り付けられています。 しかし、誰にでも乗りやすい・・・ということは、誰にもフィットしていないと言い換えることも出来ます。 フリーサイズの衣類って全然フィットしないでしょ。それと同じことがハンドルにも言えます。 良く純正部品はメーカーが入念にテストをして・・・と言う意見もありますが、人の体形は千差万別ですから自分に合ったハンドル選びに勝るものはないのです。 例えば、身長が180cmの方と160cmの方ではハンドルの高さの感じ方は大きく異なるでしょう。 一般的に、ハンドルの高さは95mmを超えてくると高い部類に入りますが、 それはハンドルと言う商品ラインナップの中の話であって、 自分にとって高いか低いかと判断基準にはなりえないのです。 ハンドルの引きも同様です。 これも60を超える引き寸法であれば引きが強いとされますが、対角によってその感じ方は変わります。 つまり、ハンドル交換は、なによりも先に取り掛かりたいカスタムと言えます。 ハンドルバーのポジション合わせで乗りやすさが、走りが変わります。 カッコ良さが変わる 大層な理由を述べたポジションの話に比べると浅い理由に聞こえますが、 カッコ良さが変わるというのも大きなポイントです。 トレールバイクに純正装着されているスチール製ハンドルは、ブレース部分が溶接の一体型ですし、 見た目にカッコ良いとは言い辛いところがあります。 これを社外品のアルミハンドルに交換すると、ブレースが別パーツになっていたり、 ハンドル自体もアルマイトされた鈍い輝きを持っていて見栄えがとても良くなります。 地味なようで、見逃せないポイントですね。 軽さと強さが変わる 純正のハンドルは基本的にスチール製故に重いのですが、 社外ハンドルはアルミ製で軽量に出来ています。純正がバーウェイト付きだったりすると余計に差が出ますね。 と、言うわけでハンドル交換によって大きな軽量化になります。 また、スチール製のハンドルは比較的容易に曲がってしまいますが、 アルミハンドルはレース向けのモデルであれば強度が高く設計されているので、 多少の転倒では曲がらないタフさを持っています。 ハードなレースの現場ではハンドルの強度は完走のために重視したいポイントです。 ハンドルの種類 ハンドルを交換しようと思ってカタログやWEBサイトを見ると、 実に沢山の種類のハンドルがラインナップされていることがわかります。 これについては別の記事で詳しく解説しておりますので、是非こちらもご覧になって頂けますと ハンドルの種類が良くわかりますよ。(下の画像をクリックして移動します) オフロードバイク ハンドルバーの選び方と種類の解説 ハンドル交換の手順解説 ここからは実際のハンドル交換の手順を解説してみましょう。 動画でも解説していますので、両方ご覧いただくと細部まで理解しやすいかと思います。 必要なもの 交換するハンドルバー[card_p : product_id=6357] これは当然ですね。今回はZETAのCOMPハンドルバーを使用します。 グリップ[card_p : product_id=35296] 現在のハンドルから付け替えても良いのですが、 ハンドル交換の機会に同時交換してしまうのがオススメです。 直接手が触れる場所なので、気分も一新されますよ。 必要な工具 必要な工具は車種によって多少変わりますが、大抵は以下の工具で事足りるでしょう。 1セットで6ミリ、8ミリ、10ミリ、14ミリのディープソケット及びプラス・マイナスドライバーに対応。[card_p : product_id=34794] ハンドルバーの着脱とマスターシリンダー・クラッチレバーホルダーの固定に使用します。 HEXレンチセット[card_p : product_id=11741] こちらもハンドルバーやクラッチレバーホルダーの着脱に使用する場合があります。 ヤマハ車に多いパターンですね。 プラスドライバー[card_p : product_id=1846] ウインカースイッチやスロットルホルダーの多くはプラスドライバーで固定されていますので、ドライバーも必要になります。 電動ドリル 上記のスイッチの固定用の穴を開ける為に使用します。 スイッチのボッチを飛ばしてしまうと、スイッチがズレやすくなってしまうので 面倒でも穴あけ加工で対処した方が良いですね。 オートポンチ 上記の穴あけ加工の際に下穴位置を決めるのに使用します。 金属・ゴム用ボンド[card_p : product_id=21129] グリップの接着に使用します。金属とゴムに対応したものを選びましょう。 実演ハンドル交換 ここからはハンドル交換の実演です。 動画と合わせてご覧ください。 純正ハンドルの取り外し まずは純正ハンドルを取りはずすところから始めます。 難しいことはなく、先に紹介した工具を使用して分解していくだけです。 ポイントとしては、グリップやミラーなど、小物から外していって、 最後にハンドルを取りはずす、というところでしょうか。 先にハンドルの固定を緩めてしまうと他のパーツの取り外しがやりにくくなってしまいますからね。 また、CRF250L/RALLY限定の話ですが、スロットルの分解の際に、エンジン側のスロットルボディからアクセルワイヤーを取り外す必要があります。ちょっと手間ですが、無理に外そうとしても壊してしまうので面倒でも丁寧に作業しましょう。 ZETAハンドルの装着 純正ハンドルの取り外しが出来たら、ZETAハンドルの取り付けに移ります。 とは言え、取り外しの逆の手順をすれば良いので、そう難しく考える必要はありません。とか言いつつ注意ポイントがコチラ。ハンドルを固定する4本のボルトですが、前方のボルトを先に締め付けてから後方を締め付けるようにして下さい。これは、しっかりとハンドルを固定するための工夫で、多くのバイクでマニュアル指定されています。次にグリップを接着します。装着するだけじゃズレちゃいますからね、必ず接着して下さい。ワイヤリングするという方であればそれでもOKです。 グリップの装着 ボンドを塗布したらグリップを装着。DRCのチームグリップの場合、矢印の向きが上を向くように指示がされているので、そのように装着すればOKです。 スイッチの固定のコツ そして次はスイッチの固定に移ります。セルスイッチやウインカースイッチは大抵このようにボッチをハンドルに開けられた穴に固定することで位置決めをしているので、社外ハンドルに交換する際には改めて穴あけ加工が必要となります。ではどこに穴を開ければ良いのか?と言うと、スイッチのボッチを判子代わりにすれば良いのです。ボッチにボンドやインクを縫っておき、丁度良いスイッチの位置を決めてハンドルに押し当てます。↑の画像は実際にスイッチをハンドルに押し当てているところです。こうすることで、ハンドルにマーキングがされるので、その位置を元に穴を開ければオッケー。これでしっかり左右のスイッチをハンドルに固定することが出来ます。スロットル組付け時のポイントスロットルを組付け時のポイントとして、スロットルチューブとハンドルの摺動面にオイルを塗布しておきましょう。グリスではなく、エンジンオイルなのがポイントです。砂などのゴミを噛みにくく、動きもスムーズなので。それが出来たらドライバーで固定します。CRF250L/RALLYの場合、スロットルボディ側のワイヤーを元に戻すのを忘れないようにしましょう。ウインカースイッチ側も同様に穴開け固定スロットル側と同じ手順でウインカースイッチの固定用の穴も開けましょう。可動部が無い分こちら側の方が簡単ですね。穴あけが出来たら同じくドライバーで固定します。これで左右のスイッチの固定が出来ました。マスターシリンダーとクラッチレバーホルダーを固定ハンドル交換作業も大詰めです。8mmのT型レンチでマスターシリンダーとクラッチレバーホルダーを固定しましょう。特に難しいポイントはありません。最終チェック最後に、ハンドルがしっかり固定されているか?緩んでいるところはないか?ワイヤーの長さに無理は無いか?など細部をチェックして作業完了です。注意すべきは穴あけ加工のところで、他はそれ程難しい作業ではありません。ハンドル交換は見た目の満足度も、走りにおける満足度も非常に高いので、是非挑戦してみて下さい。ハンドガードの取り付けにも関わってくるので、覚えておいて損はありませんよ。オフロードバイクのハンドルのことならダートバイクプラスへ!ダートバイクプラスではオフロードバイクのハンドルはもちろん、グリップ・ハンドガードなどの周辺パーツなど沢山の商品を在庫しております。専門知識を持ったスタッフも常駐しているので、わからないことも詳しくお答え出来ます。ハンドルの選び方から取り付けの方法まで、お気軽にご質問くださいね!もちろん取り付けサービスも行っております!
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