DR-Z4S/DR-Z4SM ハンドガード取付マニュアル
ハンドガードはマストアイテム 色々と取付に関しての条件などがありましたので、取付マニュアルを兼ねた記事としてこの記事を書くことにします。 よろしければ参考にして頂けますと幸いです。 前提条件・ハンドルバーは交換 せっかくのアルミ大径ハンドルバーなのに交換・・・ちょっと乗り気になれませんよね。 お気持ちはわかります。でも、純正ハンドルバーでは取付が難しいのです。 話題のDR-Z4SMにハンドガード取付をさせて頂きました。 まず、前提条件としてハンドルバーを交換しなくてはなりません。 純正のバーエンドにはこんな感じのウェイトが付いています。 旧型のDR-Zではゴムのアンカーで取付されていたので、ハンドルバーの内部は普通に空洞でしたが・・・ 内部はこんな感じの、ネジ穴が掘ってある12mmの内径になっています。 オンロードバイクでよく見かける、ハンドルバーに直接ウェイトをボルト固定する形になっているんですね。 ハンドガードのアンカーを差し込むには内径が13.5mm以上必要なので これではハンドガードが固定出来ません。 ゴッツいドリルで内部を切削出来る方は削れば済む話ですが、ちょっと普通の設備では難儀するポイントです。 ハンドルバーは大径を選びましょう というわけでハンドルバーを交換します。 ハンドルバーの規格は大径とかテーパーバーと呼ばれる、クランプ部の直径が28.6mmのものを選んで下さい。 ZETAならSX-3バーやRENTHALならファットバーなどが該当します。 どうせなら自分に合わせたハンドルに 重くて曲がりやすい、鉄ハンドルを変えるなら変える行為そのものに大きな意味がありますが、元々アルミのハンドルなら交換するにあたって相応の意味を持たせたいところです。と、いうわけで今回の事例ではお客様とご相談の上MX-542というハンドルをチョイスしました。画像上が純正・下がMX-542です。[card_p : product_id=3301]ZETA SX-3ハンドルバー:MX-542幅:811mm高さ:79mm立上がり:42mmクランプエリア幅:195mm引き:50mm79mmと高さが抑えられているのでコーナーリングが断然決まりやすく、引き(絞り)も50mmと控えめで、乗車姿勢が自然と攻めの姿勢になる、スポーツ寄りのセッティングと言えます。(高さは90くらい・引きは60くらいが平均的な数字です) 今回は攻めのチョイスとしましたが、高めのハンドルも良し、引きの強いハンドルも良しと、ここはお好みで選んで頂ければと思います。ワイヤーや配線の余裕は少しあるので、選択の幅は広いですよ。 ハンドルバー交換マニュアル 分解~ハンドルバー固定 ハンドガード取り付けマニュアルのはずがハンドルバー交換マニュアルになってしまいました。しかしこうしないとハンドガードが取り付け出来ないのでやるしかありません。まずはグリップやバーエンドなど、純正ハンドルから付属部品をドンドン外していきます。 ハンドルが裸になったらば、ZETAのハンドルに交換します。まずは普通にハンドルを固定しましょう。 取りつけた感じを見ても少し高さが抑えられているのがわかりますね。 スイッチの固定方法 左側のグリップを接着。今回は純正のグリップを再使用することにします。新車ですからね。グリップを固定したら、スイッチの取り付け位置を確認してスイッチ固定用の穴をドリルで穴開けします。ポンチで印をつけてからドリルを立てると位置ズレがしにくくてオススメですよ。 このやり方なら概ねズレなく狙った位置に穴開けが出来ますよ。 スロットル組み立て時のポイント お次はスロットルを固定します。このバイクは電子スロットルですがあえてハンドルまでワイヤー引きにしてあります。ハヤブサも同じで、高級モデルにはこういう構造にしているというスズキの拘りなんだそうです。 ま、電スロでもワイヤーでもスロットルの動きはスムーズであるべきなので、ハンドルにはエンジンオイルを塗布して組付けます。ここはグリスよりオイルが良いですね。 スロットルチューブのカム部分にはグリスを塗布します。初期組み立てではこの辺りはなにも塗られていないようなので、グリスアップはオススメです。 右側スイッチとスロットルも組みあがりました。 これにてハンドルバーの交換は完了として、いよいよハンドガードの取り付けに移行します。 ハンドガード取り付けマニュアル それではハンドガードを取り付けていきましょう。使用するのはこちらのハンドガードです。 プロ アーマーハンドガード ベンド[card_p : product_id=15528] アーマーハンドガードマウント ロングUクランプキット 大径バー用(28.6mm) [card_p : product_id=31304]アーマーハンドガード用 X3 プロテクター[card_p : product_id=24992] まずは本体となるハンドガード。 プロアーマーハンドガードです。プロじゃなくても取り付け出来ますが、今回マウントパーツを別途用意しているので保持力が高く、横にバンパーが追加されているこちらがオススメ。 続いてはクランプパーツ。Uクランプロングタイプです。 DR-Zはブレーキホースが前方に張り出した形状のため、ロングタイプのU型クランプでかわすように固定するとイイ感じです。モタード用のラジアルマスターなどもOKな余裕の設計で今後カスタムしていく過程でマスターシリンダーが交換になっても対応可能。 クラッチ側はこんな感じ。クラッチワイヤーも干渉はありません。 ハンドガードの固定と言えば、トップブリッジ固定も人気ですがDR-Zの場合、ウインカーステーの下部が外に張り出した形状になっているためマウントパーツと干渉してしまいます。 ハンドガードマウント [card_p : product_id=3368] これを回避するには、ウインカーステーをウインカーごと取り外してしまうか・・・ せっかくのカッコ良いLEDウインカーなのでちょっと考えモノですね。 完成 と、いうわけで完成です。マニュアルという割に肝心のハンドガードの解説はあっさり気味ですが、ポイントは部品の選定なので、そこさえ間違わなければ簡単です。 X3プロテクターもコンパクトにまとまっていてカッコ良いですね。 グリップエンドはもとより貫通仕様なので穴開けの必要はありません。 これで転倒してもレバーの破損やブレーキトラブルはほぼ防げると思います。オンロード・オフロード問わず、まずは取り付けておきたいハンドガード。ハンドルバーから交換しなければならないという、少し敷居が高くなってしまいましたが部品さえしっかり選定して揃えればしっかり取り付け出来ることがわかりました。 なにかご不明な点などあればお気軽にお問合せ下さいね。 オフロードバイク用品・パーツのお求めはダートバイクプラスでどうぞ ・ダートバイクプラスオンラインストア https://www.dirtbikeplus.jp/ ・ダートバイクプラス瀬戸店 営業時間:10:00~19:00(毎日営業) 電話番号:0561-86-8295 住所:愛知県瀬戸市中水野町2-30 ・ダートバイクプラス大阪店 営業時間:10:00~19:00(毎日営業) 電話番号:0721-51-1365 住所:〒586-0002 大阪府河内長野市市町1186−4 ・ダートバイクプラス神戸店 営業時間:10:00〜19:00(月曜定休) 電話番号:078-777-1102 住所:〒651-2412 兵庫県神戸市西区竜が岡1丁目7−9
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