DR-Z4S/DR-Z4SM ハンドガード取付マニュアル
- ハンドガードはマストアイテム
- 前提条件・ハンドルバーは交換
- ハンドルバーは大径を選びましょう
- どうせなら自分に合わせたハンドルに
- ハンドルバー交換マニュアル
- 分解~ハンドルバー固定
- スイッチの固定方法
- スロットル組み立て時のポイント
- ハンドガード取り付けマニュアル
- 完成
- オフロードバイク用品・パーツのお求めはダートバイクプラスでどうぞ
ハンドガードはマストアイテム
色々と取付に関しての条件などがありましたので、取付マニュアルを兼ねた記事としてこの記事を書くことにします。
よろしければ参考にして頂けますと幸いです。
前提条件・ハンドルバーは交換
せっかくのアルミ大径ハンドルバーなのに交換・・・ちょっと乗り気になれませんよね。
お気持ちはわかります。でも、純正ハンドルバーでは取付が難しいのです。
話題のDR-Z4SMにハンドガード取付をさせて頂きました。
まず、前提条件としてハンドルバーを交換しなくてはなりません。
純正のバーエンドにはこんな感じのウェイトが付いています。
旧型のDR-Zではゴムのアンカーで取付されていたので、ハンドルバーの内部は普通に空洞でしたが・・・
内部はこんな感じの、ネジ穴が掘ってある12mmの内径になっています。
オンロードバイクでよく見かける、ハンドルバーに直接ウェイトをボルト固定する形になっているんですね。
ハンドガードのアンカーを差し込むには内径が13.5mm以上必要なので
これではハンドガードが固定出来ません。
ゴッツいドリルで内部を切削出来る方は削れば済む話ですが、ちょっと普通の設備では難儀するポイントです。
ハンドルバーは大径を選びましょう
というわけでハンドルバーを交換します。
ハンドルバーの規格は大径とかテーパーバーと呼ばれる、クランプ部の直径が28.6mmのものを選んで下さい。
ZETAならSX-3バーやRENTHALならファットバーなどが該当します。
どうせなら自分に合わせたハンドルに
重くて曲がりやすい、鉄ハンドルを変えるなら変える行為そのものに大きな意味がありますが、
元々アルミのハンドルなら交換するにあたって相応の意味を持たせたいところです。
販売価格(税込)¥13,167 ~ ¥16,093 5%OFF 高剛性・柔軟性・軽量化を高次元で実現させた大径バー(28.6mm)。形状・製造方法の研究から、製造過程まで一貫した管理のもとに生産。材質には強度の高い7075-T6アルミニウムを採用し、テーパー形状にすることで適度な"しなり"をもたらす。表面にサンドブラスト加工し、カラーアルマイト処理を施す。幅広い
と、いうわけで今回の事例ではお客様とご相談の上MX-542というハンドルをチョイスしました。
画像上が純正・下がMX-542です。

SX3ハンドルバー ZE06
ZETA SX-3ハンドルバー:MX-542
幅:811mm
高さ:79mm
立上がり:42mm
クランプエリア幅:195mm
引き:50mm
79mmと高さが抑えられているのでコーナーリングが断然決まりやすく、
引き(絞り)も50mmと控えめで、乗車姿勢が自然と攻めの姿勢になる、スポーツ寄りのセッティングと言えます。
(高さは90くらい・引きは60くらいが平均的な数字です)
今回は攻めのチョイスとしましたが、
高めのハンドルも良し、引きの強いハンドルも良しと、
ここはお好みで選んで頂ければと思います。
ワイヤーや配線の余裕は少しあるので、選択の幅は広いですよ。
ハンドルバー交換マニュアル
分解~ハンドルバー固定
ハンドガード取り付けマニュアルのはずがハンドルバー交換マニュアルになってしまいました。
しかしこうしないとハンドガードが取り付け出来ないのでやるしかありません。
まずはグリップやバーエンドなど、純正ハンドルから付属部品をドンドン外していきます。
ハンドルが裸になったらば、
ZETAのハンドルに交換します。まずは普通にハンドルを固定しましょう。

取りつけた感じを見ても少し高さが抑えられているのがわかりますね。
スイッチの固定方法

左側のグリップを接着。
今回は純正のグリップを再使用することにします。新車ですからね。
グリップを固定したら、スイッチの取り付け位置を確認して
スイッチ固定用の穴をドリルで穴開けします。
ポンチで印をつけてからドリルを立てると位置ズレがしにくくてオススメですよ。
このやり方なら概ねズレなく狙った位置に穴開けが出来ますよ。
スロットル組み立て時のポイント

お次はスロットルを固定します。
このバイクは電子スロットルですがあえてハンドルまでワイヤー引きにしてあります。
ハヤブサも同じで、高級モデルにはこういう構造にしているというスズキの拘りなんだそうです。
ま、電スロでもワイヤーでもスロットルの動きはスムーズであるべきなので、
ハンドルにはエンジンオイルを塗布して組付けます。ここはグリスよりオイルが良いですね。
スロットルチューブのカム部分にはグリスを塗布します。
初期組み立てではこの辺りはなにも塗られていないようなので、グリスアップはオススメです。
右側スイッチとスロットルも組みあがりました。
これにてハンドルバーの交換は完了として、いよいよハンドガードの取り付けに移行します。
ハンドガード取り付けマニュアル
それではハンドガードを取り付けていきましょう。
使用するのはこちらのハンドガードです。
プロ アーマーハンドガード ベンド

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販売価格(税込)¥13,690 5%OFF
プロライダーの要望をもとにグレードアップしたアーマーハンドガードの進化モデル。
高強度アルミ合金製ハンドガード本体を保護する、耐久性のあるプラス...
アーマーハンドガードマウント ロングUクランプキット 大径バー用(28.6mm)

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アーマーハンドガードをより強固に固定できる大径ハンドルバー(28.6mm)専用マウント。
クラッチケーブルやブレーキライン・バンジョーボルトに干渉しづら...
アーマーハンドガード用 X3 プロテクター

アーマーハンドガード用 X3 プロテクター
販売価格(税込)¥3,867 5%OFF
マスターシリンダーガード付きプロテクター。マスターシリンダーガードは2段階の位置調整が可能な事でガード範囲を調整できる。取り外しも可能な為、軽快なプロテクターにも変化する。様々なコンディション、泥や飛び石から手とマスターシリンダーを守る。左右1セット
まずは本体となるハンドガード。
プロアーマーハンドガードです。プロじゃなくても取り付け出来ますが、
今回マウントパーツを別途用意しているので保持力が高く、
横にバンパーが追加されているこちらがオススメ。
続いてはクランプパーツ。
Uクランプロングタイプです。
DR-Zはブレーキホースが前方に張り出した形状のため、ロングタイプのU型クランプで
かわすように固定するとイイ感じです。
モタード用のラジアルマスターなどもOKな余裕の設計で
今後カスタムしていく過程でマスターシリンダーが交換になっても対応可能。
クラッチ側はこんな感じ。クラッチワイヤーも干渉はありません。
ハンドガードの固定と言えば、トップブリッジ固定も人気ですが
DR-Zの場合、ウインカーステーの下部が外に張り出した形状になっているため
マウントパーツと干渉してしまいます。
ハンドガードマウント
これを回避するには、ウインカーステーをウインカーごと取り外してしまうか・・・
せっかくのカッコ良いLEDウインカーなのでちょっと考えモノですね。
完成
と、いうわけで完成です。
マニュアルという割に肝心のハンドガードの解説はあっさり気味ですが、
ポイントは部品の選定なので、そこさえ間違わなければ簡単です。
X3プロテクターもコンパクトにまとまっていてカッコ良いですね。
グリップエンドはもとより貫通仕様なので穴開けの必要はありません。
これで転倒してもレバーの破損やブレーキトラブルはほぼ防げると思います。
オンロード・オフロード問わず、まずは取り付けておきたいハンドガード。
ハンドルバーから交換しなければならないという、少し敷居が高くなってしまいましたが
部品さえしっかり選定して揃えればしっかり取り付け出来ることがわかりました。

なにかご不明な点などあればお気軽にお問合せ下さいね。
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