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オフロードバイク ハンドルバーの選び方と種類の解説

  • オフロードバイクのハンドルバーについて
  • スチール製ハンドルバー(純正ハンドルバー)
  • 各部寸法の見かた
  • ハンドル幅
  • 高さ
  • 引き
  • ハンドルバーの太さ
  • 22.2mm(ノーマル径)
  • 28.6mm(ファットバー・テーパーバー)
  • ZETA COMPハンドルバー・CXハンドルバー・SX3ハンドルバー
  • COMPハンドルバー
  • CXハンドルバー
  • SX3ハンドルバー
  • まとめ

オフロードバイクのハンドルバーについて


オフロードバイクのカスタムで定番なのがハンドルの交換です。
トレールバイクであれば多くの車両がスチール製のハンドルであるために転倒時に曲がりやすいことや、
自分の体格や乗り方に必ずしも合っているとは限らないためです。

一方で社外ハンドルバはアルミ製で軽量・かつスチール製に比べ強度も高く
多くのラインナップから自分に合ったものを選択出来るようになっています。
今回は数あるアルミ製の社外ハンドルの選び方と、種類の解説を致します。

 

 

スチール製ハンドルバー(純正ハンドルバー)


まず、社外ハンドルを語る前にトレールバイクの純正ハンドルを知るところから始めましょう。
こちらのハンドルはCRF250LとSEROW250の純正ハンドルです。共にスチール製で
重量は900-800g。CRFはウェイトが内蔵されているのと、補強のブレースがあるのでSEROWよりも重くなっています。

強度はどちらも低いです。(キッパリ)
立ちごけ程度であれば耐えられるかもしれませんが、
オフロードで頻繁に転ぶような使い方だとすぐに曲がってしまうでしょう。
特に補強であるブレースが無いSEROWは転倒に弱いです。

ハンドルの全幅や高さ、引きの具合はそれぞれ異なっていますが、傾向としてはどちらも
楽に乗れる・疲れにくいというところに重点を置いています。
共に公道仕様車ですから、この志向はごもっともなところですね。

 

 

各部寸法の見かた


ここでハンドルの傾向というお話をしましたが、沢山あるハンドルが
それぞれどういう傾向・性格を持っているのかは、各部の寸法を見ることで把握できます。

メーカーの公式サイトを見ると、各社このようなサイズ表を公開しています。
各部のサイズの中でも重要なのは幅・高さ・引きの3つ。他はそれほど意識しなくてもOKです。

 

ハンドル幅


ハンドルの幅はそのままハンドルを握る左右の手の距離(手幅)になります。
広いハンドルならこの手幅は広くなり、狭ければその逆となります。
標準的な寸法では800mmが基準となり、780や770mmだと結構短め・810mm以上だと広めの寸法となります。
CRF250Lの場合、純正は798mmなのでほぼ標準。SEROW250では760mmなのでかなり短めですね。

通常、乗りやすい手幅というのは体格や身長に影響されるので、大柄な方であれば広い方がしっくりくるでしょう。
昔はハンドル幅は腕立て伏せの幅だと言う理論がありましたが、
腕たせ伏せも身長で手幅は変わるので、その理論はぼちぼち正しいと言えるでしょう。
(必ずしも正解ではありませんが)

 

高さ


次に把握したいのが高さです。この寸法によって手を置く位置が高くなったり低くなったりします。
ここは身長やシート高・ハンドルポストの位置に強く影響を受けるため、ハンドル単体で評価しづらいところがありますが、
基準となる数値で言うと90-95mm辺りが標準です。
80mm台なら低め、100mmを超えてくると高めと言って良いでしょう。

低めのハンドルの場合、手の位置が下がるのでツーリングでは姿勢が楽なので疲れにくいでしょう。
モトクロスなどのスポーツ走行においてはコーナリングが決まる・ズバっと曲がるには具合が良いのが特徴です。
ライダーを含めた重心位置が下がる分、ガレ場でも左右に振られにくい特性があります。
ただ、上半身の前傾が強くなる分スタンディング(立ち乗り)は少し辛いのはデメリットですね。

一方、高めのハンドルは上記と逆でスタンディングが楽に決まるので、
オフロードでは長時間疲労を押さえて走るような場面で優位性があります。
身長が高い方・ハイシート化している方の場合ですと、相対的にハンドル位置が低くなっているため、
高めのハンドルを装着するとしっくりくることも多くあります。
特にハイシートは20mmくらい着座位置が上がるので、ハンドル位置も合わせて変更したいところです。

 

引き


最後に意識したい寸法が引きで、絞りとも言われる寸法です。
ハンドルを上から見て、どの程度手前に曲がっているか?というところが引きです。
これは60mmが基準で、50mm台の引きなら弱めでモトクロスなどのスポーツ走行向き、
70mmを超えてくるとツーリング向きと言えるでしょう。

引きでハンドルの性格が変わる理由としては、
ママチャリのハンドルを思い浮かべて頂くとわかりやすいのですが、
手前に強く引いていると、自然と肘が下がります。肘が下がれば肩の力も抜けて・脇も閉じるので
楽に乗れるんですね。故に引きの強いハンドルはツーリング向きとなります。

逆に、モトクロスなどのスポーツ走行では肘を張ってハンドルを押したり
抑え込んだりするので、引きの強いハンドルではそうした動作がしにくくなってきます。
こういう場面においては引きの弱いハンドルが断然乗りやすくなってきます。
また、ドアノブ握りと呼ばれる手を横から添える握り方も引きの弱いハンドルが向いています。

 

ハンドルバーの太さ

次にハンドル選びで重要になってくるのが、太さのお話です。

ハンドルには2種類の太さの規格があり、一つは標準的な22.2mmの規格。
こちらはハンドル径は全て一定で22.2mm。

もう一つは28.6mmの規格です。
こちらはグリップ部は22.2mmですが、ハンドルが曲がり出す部分から徐々に太くなり、
クランプ部分では28.6mmまで太くなっています。

22.2mmは標準、ということもありノーマル径と称されます。
28.6mmはより太い規格なので、ファットバーとかテーパーバーと称されます。
(テーパーっていうのはハンドル中心部に向かって太くなっている形状が由来)
厳密にはファットバーと言うのはRENTHALの商品名ですが、ほぼ一般名詞化しているので他メーカーでもファットバーと呼んで差し支えないでしょう。

22.2mm(ノーマル径)


ノーマル径のハンドルは、補強のためにブレースバーが装着されているのが基本です。
転倒時にクッションとなるバーパッドもこのブレースバーに取り付けます。
補強という形で強度を確保しているため、カッチリとした乗り味で路面からの衝撃も
比較的ダイレクトに伝わります。
端から中心まで太さが一定なので、トレールバイクの場合
スマホホルダーや充電ソケットなどのオプションが取り付けしやすいことがメリットです。

28.6mm(ファットバー・テーパーバー)


28.6mm系のハンドル(以下ファットバー)はハンドルの太さそのもので強度を確保しているため、
剛性(変形のしにくさ)を低く設定することが出来ます。
それ故にジャンプの着地や急ブレーキなど、
衝撃や負荷が掛かる状況ではハンドルが積極的にしなります。
このしなりと言うのはサスペンションのように衝撃を吸収する効果があり、
ライダーの疲労軽減に大きな効果があります。
ただし、トレールバイクに取り付けする場合には
クランプ部分の太さが違うことからそのままでは装着出来ないことがほとんど。

そのため、ハンドルポストやトップブリッジの変更・
もしくはアダプターの装着が前提となります。
近年の450/250ccモトクロッサーやエンデューロバイクはファットバーが標準になっているので、
アダプター無しでそのまま装着可能です。

トレールバイクではDR-Z400SMが例外的にRENTHALのファットバーを標準装備していて、
サスペンションなどを含めた豪華装備っぷりが発売当時話題になりました。

 

 

 

ここからは実際に商品を例に挙げて紹介していきましょう。

ZETA COMPハンドルバー・CXハンドルバー・SX3ハンドルバー

ダートフリーク発のオフロードパーツブランド・ZETAのハンドルには3種のシリーズがあります。
22.2mm径のハンドルに2つのシリーズと、28.6mm径のハンドルの3種ですね。

COMPハンドルバー



まずは22.2mm径のCOMPハンドルバーですが、これは主にトレールバイクを対象としており、
ややスポーツ走行向けのMOTARD系とツーリング向けのDUAL-SPORTS系をご用意。
それぞれに高さ違いのMIDとLOWがあり、お好みで選べるようになっています。



また、Mini-Trailという幅を抑えつつ高さを高く設定した独特のハンドルもあります。
高さが106mmで特別な高めにしたい方には唯一の選択がこれ。
幅が抑えられている分、高くてもクラッチ・アクセルワイヤーの長さが不足しないようになっています。

その他、クロスカブ用などの特殊なラインナップが用意されているのもこのシリーズです。

トレールバイクのハンドル選びで迷ったら、まずはCOMPハンドルバーで良いかな?というところです。
価格も比較的リーズナブルで購入しやすいのもポイントですね。

CXハンドルバー



そして、COMPハンドルバーの強度を向上させてバーパッドを標準装着としたのが
COMP-Xこと、CXハンドルバーです。勿論こちらも22.2mm径
強度があるのでオフロードで転倒しても容易に変形することはなく、ハードに使えます。
ラインナップはCOMPにあったようなトレールバイク向けのものから、モトクロッサー向けの実戦向けを幅広くラインナップ。
85ccクラスのミニモトクロッサー用も用意されています。



林道ツーリング・エンデューロ・モトクロスでの使用なら、
攻めた使い方にも対応するこのシリーズがおススメです。

注意点としては、ミニモトクロッサー用ハンドルバーはグリップ部分の長さが短く設定されているため、
トレールバイクには取り付け不可となっています。スイッチ類を収めるスペースが無いからですね。

CXハンドルバー

販売価格(税込)¥5,390 ~ ¥11,286 5 ~ 50%OFF

トップライダーの要求に応えるべく、素材・ブレースの強度を高めたスタンダード径バー(22.2mm)。素材には7075-T6アルミニウムを採用。テーパーバーとは異なり、ブレースがあることでよりダイレクトな操作感が得られる。幅広いカテゴリーのトップライダーが使用することで高い品質と安全性を実証。表面にサン

SX3ハンドルバー


最後に紹介するのがファットバーのSX3です。
先に説明した通り、しなる特性を持ったハンドルで、激しいオフロード走行では
手元にくる衝撃をかなり軽減してくれます。
特に固く締まった路面ではその効果が実感しやすいでしょう。
その特性上、ツーリング向けのラインナップは少なく、
大半のラインナップがモトクロッサーを始めとした競技用車両向けの設定になっています。




近年の売れ線では、SUPER-LOWと言う極端に高さを抑えたモデルが人気です。
コーナーリングが決まりやすいのはもちろんのこと、
斜度の強烈なヒルクライムで身体を被せやすい(ひっくり返りにくい)ので
モトクロスからエンデューロまで幅広く支持されています。

SX3ハンドルバー

販売価格(税込)¥13,167 ~ ¥16,093 5%OFF

高剛性・柔軟性・軽量化を高次元で実現させた大径バー(28.6mm)。形状・製造方法の研究から、製造過程まで一貫した管理のもとに生産。材質には強度の高い7075-T6アルミニウムを採用し、テーパー形状にすることで適度な"しなり"をもたらす。表面にサンドブラスト加工し、カラーアルマイト処理を施す。幅広い


注意点としては、このしなり特性はクローズドタイプのハンドガードを装着すると失われます。
ハンドガードが補強となり、剛性を著しくアップさせてしまうからですね。
手やレバーの保護を重視するか、しなり特性による疲労軽減を優先するか・・・
エンデューロにおいては常に議論の分かれるところです。

折中案として強度は落ちますがプラスチックタイプのクローズドタイプハンドガードであれば
ガード自体が柔軟なことと、しなるポイントを保持していないので
しなり特性が失われにくくなっています。

アントラーハンドガード

販売価格(税込)¥9,196 5%OFF

レーシングユースに特化! 軽量・フレキシブルなハンドガード! 剛性と柔軟性を高次元でバランスさせた、軽量な樹脂製ハンドガード。自由度の高い操作性と細部まで軽量化したフットワークの良さ、「一般的に、瞬間的な強い衝撃に弱い樹脂製ハンドガード」を強化

まとめ

と言うわけで、オフロードバイクのハンドルバーについての解説でした。
ハンドル選びに必要な幅・高さ・引きの3つの寸法と、ハンドルの太さと特性。
これらのポイントを押さえておくと、自分に合ったハンドル選びがしやすくなると思います。

YOUTUBEチャンネルにて、動画でも解説しておりますので、
合わせてご覧いただきますと幸いです。



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